グルテンフリーの進化形 レクチンフリーダイエット

リーキーガットを治すため、レクチンフリー食事法を実践しています。英日翻訳士の経験を活かし、最新の海外の健康情報もご紹介します。

フェーズ1, 2日目 味付けに苦労 (5/20)

 

レクチンフリー食事法(食のパラドックス)、フェーズ1、2日目の記録です。参考とした本は「6週間で体がよみがえる食事法」です。準備や食材に関しては前回の記事をご参照ください。被験者である家族3人、それぞれの目的で食事療法に挑んでいます。それぞれの目的はこちら

 

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 目的と苦労した点

前回の記事で述べた通り、フェーズ1(3日間)は、悪玉菌の餌となる食材は一切とらずに兵糧攻めすることが目的です。よって本に書いてあることをできるだけ忠実に実行し、とにかく食べてはいけないもの(初回の記事参照)を体に入れないようにし、悪玉菌を叩いて叩いて叩きまくり、悪玉菌の数を減らすことが大切です。リーキーガットを直すためにも悪玉菌はフェーズ1でできるだけ減らさなければなりません。フェーズ1で食べられるメニューは普段から外食や添加物が多い食事をしている方には、物足りないかもしれません。白いご飯を食べられないことが辛い人もいらっしゃることでしょう。また、甘いものが特に好きな方は、英語でいう”Sugar cravings”という症状(甘い物が欲しくてたまらない中毒症状)が出るかもしれません。我が家は元々グルテンフリーをやっていたので、それらは大丈夫でしたが、私が2日目で苦労したのは使える調味料が少なかったことです。味のバリエーションが少ないのは、食べることが大好きな我が家にとってはきついことでした。醤油、味噌、マヨネーズといったソース類を一切使わず且つ美味しさを保つにはどうしたらいいか頭を使いました。下記の献立は、無い知恵を絞った献立ですので(笑)、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

朝ご飯

朝ご飯はグリーンスムージーのみです。これは前回の記事に書いたのでそちらをご参照ください。

昼ご飯

レクチンフリー食事療法 2日目の昼食 カリフラワーと鶏モモ肉の炒め、わかめとしたけのゴマ油炒め、ザワークラウト(自家製)、カブの浅漬け

レクチンフリー食事療法 2日目の昼食 カリフラワーと鶏モモ肉の炒め、わかめとしたけのゴマ油炒め、ザワークラウト(自家製)、カブの浅漬け
カリフラワーと鶏モモ肉の炒め 

オリーブオイルを熱し、ニンニクのみじん切りを入れてさっと炒めてから鶏モモの一口サイズ切りを入れてよく炒める(鶏皮の脂を出す感じで)。次に茹でたカリフラワーを入れて塩胡椒する。

わかめとしたけのゴマ油炒め

ゴマ油をフライパンに熱し、薄切りと椎茸と一口大に切った湯通しわかめをさっと炒め、塩で味付けする。醤油を使いたくなりましたが、案外塩だけでも美味しかったです。

ザワークラウト(自家製)作り方

前から作ってあったキャベツを発酵させたものを昼食に出しました。ドイツでよくソーセージに付け合わせになっているやつです。発酵食品、特にザワークラウトはガンドリー博士の食事療法だけでなく、他の食事療法でもリーキーガットを直す食事として推奨されているものです。加熱したものだと効果があまりないので外で購入はできません。我が家では数年前から常備菜として作っておりました。

作り方:キャベツまるごと一個を千切りに塩をし(食べて少し塩辛い位)、良く揉んで水が澄み出てきたら水ごと広口ガラス瓶に移し、表面が被るまで湯を入れる。上からマッシャーなどでギューギュー押してキャベツが水面より下に来るようにする。丸一日以上冷蔵庫の上などの温かい場所に放置。液体に泡が出てきたらうまくいっている証拠。一日経ったら食べてみて少し酸っぱかったら冷蔵庫に移す。気温によっては2~3日間かかる。

ザワークラウトの気泡 (これは1ヶ月くらい経った状態)

ザワークラウトの気泡 (これは1ヶ月くらい経った状態)時間が経過するにつれてキャベツが透明になり、消化しやすくなります。
カブの浅漬け

前の日の残り物。おかずを全部食べ切らずにあえて少し取っておくのが品数を増やすこつ!

 

 夕飯

ししゃもの焼き物、ニンジンのごま和え、ブロッコリのサラダ、キャベツとアーリーレッドのサラダ

レクチンフリー食事療法 2日目の夕食 ししゃもの焼き物、ニンジンのごま和え、ブロッコリのバジルソース和え、キャベツとアーリーレッドのサラダ

 夕飯のメニュー

ししゃもの焼き物

買い物リストにも書いた通り、魚は養殖のものは食べられません。餌にレクチンが含まれていてそれが魚の体内に残っていたり、養殖中に薬が使われている可能性があるからです。でも養殖ではない、つまり天然物の魚は高い!そんな中でもお財布に優しいのがししゃもです。骨ごと食べられてカルシウムも取れるので今後頻出の予感。

ニンジンのごま和え

すりごまと塩だけで味付けました。いつもなら醤油や砂糖を入れるところですが、ここは我慢。でも塩だけでも案外いけました。コツは高級なすりごまを使うことです。我が家は使っているすりごまはこちら。

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ロッコリのバジルソース和え

作り置きしておいたバジルソースでブロッコリをあえました。

買い物編の記事 で書きましたが、この3日間の味付けを豊かなものにするためにバジルソースは有効です。チーズが入っている通常のジェノベーゼは4日目まで使えないのでご注意ください。私が調べた限り、使える数少ないバジルソースはこちら。 フレッシュバジルソース 95g

キャベツとアーリーレッドのサラダ

これは作り置きから器に盛り付けただけです。味付けは塩胡椒とレモン。確か後から上にクルミを砕いたものを載せたと思います。ちょうどアーリーレッド(赤紫の辛みが少ない玉ねぎ)が旬だったので多用しました。ガンドリー博士はできるだけ旬の野菜を使ってくださいとおしゃっているので、ちょうどよかったです。キャベツの千切りに薄く塩をしたものは大量に作って保存容器にいれておくと便利です。キャベツの塩もみはこの食事療法を通じてずっと使っていくことになると思います。

感想と変化

量的には十分なので、ひもじい思いをすることはありませんが、味のバリエーションが少ないです。ガンドリー博士の本の後ろに書いてるメニュー例を見ると、失礼ながら味が単調のように思いました。欧米人ならそれで耐えられるかもしれませんが、日本人だとあのメニューはかなりきついと思います。ですので私は許されている範囲で工夫し、ゴマ油やすりごまを使って味のバリエーションを出しました。 鰹節も使えるのですが、どうしても醤油使いたくなるので我慢しました。2日目を終えての感想は、体重が若干減ったことと娘のニキビが減りだしたことです。娘はこのことに気付いてからレクチンフリー食事療法に対し、俄然やる気を出したように思います。体重は全員測ったので、どこかのタイミングで変化を書きたいと思います。3日目の続きます。